たまごやき
「可憐のお弁当っていつも美味しそうですわよね。いつも自分で作っているのでしょ?」
秋にしては暖かく、穏やかな天気の昼休み。
有閑倶楽部のメンバーは校庭でお弁当を広げていた。
「そうよ〜。これが結構大変なのよねー。一応色目とか気ぃ使ってんのよ」
それでも可憐は得意げに言った。
横で5個のお弁当箱に囲まれている悠理がチラッとその中身に目をやる。
「よくそんだけで足りるよな。どうせ作るんならもっと沢山作りゃいいのに」
「あんたと違ってあたしは少食なの!あんたこそなんでそんなに食べて、全然太んないのよ!あたしがこんなにもカロリー気にして作ってるってのに」
3つ目のお弁当に手をかけた悠理に半ば呆れた様子だ。
「ほう、ちゃんとそこまで考えて作ってるんですか。さすがですな」
清四郎がニコニコと笑ってその中身を改めて覗きこんだ。
つられて魅録も見る。
「お前、朝からよくそんな時間あるよな」
「これも将来への投資よ。お弁当作りって結構料理の勉強になるんだから。この可憐さまのおいし〜料理で男のハートをゲットよ!」
握りこぶしを作り、目をギラギラと燃やしている可憐に、他のメンバーはまたかと言うように溜め息をついた。

「で、でもさ、やっぱり好きな女の子が料理、上手だったら嬉しいよね」
フェミニストの美童がフォローするように言った。
「そりゃな」
「出来ないより出来た方がいいですな」
「でっしょ〜!」
可憐は男たちの同意を得て満足げに笑った。
「悠理、どうしたんですの?」
悠理はお箸を口に咥えたままボーっとしている。
野梨子は左手にあるお弁当がちっとも減っていないことに気付いた。
「全然、手をつけていないじゃありませんの」
「ん?い、イヤなんでもない!」
ワザとらしく誤魔化すとまたお弁当に手をつけ始めた。
不思議そうな顔をするメンバーを他所に一、人だけその様子に小さく溜め息をついた者がいた。


数日後の日曜日、可憐の元に一本の電話が入った。
「もしもし?悠理?どうしたのよ一体」
「今日さ、時間・・ある?」
珍しく控えめな悠理。心なしか元気もない。
「えぇ、大丈夫よ。ホントどうしたの?」
「じゃぁさ、今から行ってもいいか!」
可憐の質問には答えず、勢い込んで訊いて来る。
「いいわよ、別に。あたしもヒマしてたし」
「じゃ、1時間後ぐらいにそっちに着くから!」
「1時間後ってあんた今どこにいるのよ!」
可憐の叫びも虚しく電話は一方的に切れていた。
「なんなの?一体・・・」
悠理の家からなら1時間もかかるわけがないのだが・・・・。
可憐はいつものこととは言え、悠理の突然の行動に首を捻った。

1時間を少し過ぎた頃、可憐の家のチャイムが鳴った。
玄関のドアを開けるとそこには約束通り悠理が立っていた。
しかし、その両手には大きな買い物袋が下げられている。
「あんたどうしたの、それ!!何買って来たのよ」
「ま、まぁ、いいじゃん。後でちゃんと話すから」
悠理は笑って誤魔化すと雑に靴を脱ぎ散らかして中に入っていった。
可憐は慌ててその後をついて行く。
「おばちゃんは?」
先を歩く悠理がキョロキョロしながら訊く。
「何?ママに用事だったの?」
「違うけどさ」
「ママなら店に決まってるでしょ」
「そっか」
何故かほっとした様子の悠理はリビングや可憐の部屋ではなく、躊躇うことなくキッチンに入っていった。

調理台の上に手にしていた買い物袋を乗せる。
「ふ〜、重かった」
「ねー何する気なの?こんなに食材買いこんできて」
痺れを切らした可憐がその中身を覗きこむ。
袋から悠理に顔を移した可憐は驚いた。
悠理の顔が真っ赤になっていたのだ。
先ほどまでは普段と変わりなかったのに。
「え、えとさ・・・。弁当の作り方・・・教えてくんないか・・・」
いつもの悠理からは考えられないほどしおらしくなっている。
「ちょっと!あんたどうしたっていうのよ!!」
今日何度目かのこの言葉。
それほどまでに悠理の行動が理解できなかった。
「なんか変なモンでも食べた?それともまたケンカして頭でも打ったんじゃ・・・」
「違わい!で、どうなんだよ。教えてくれんのか?」
自分でもそんなことを頼むのは柄にもないと思っているのだろう、真っ赤な顔で怒りながらも恥かしがっているのが手に取るようにわかる。
可憐はなんだか可愛い悠理に、クスリと微笑んだ。
「いいわよ、そんなことぐらい。でもどういう風の吹き回しよ。あんたが自分で作りたいだなんて」
「な、なんとなくな」
明らかに嘘をついているのはわかるのだが、どうせそう簡単に口は割らないだろう。
可憐はそう考えると、とりあえずは料理にかかることにした。

「で、何入れるの。そのお弁当には」
話が逸れて気をよくしたのか、悠理は嬉々としてポケットからメモを取り出した。
相変わらず汚い字で何か書いてある。
可憐はそのメモの内容を一つずつ解読していった。
「なんか、随分ありきたりの中身ね。いいの?こんな普通のお弁当で」
「あ、あぁ。どうせ凝ったもんなんかあたいには無理だし。それに、そういうのが好きなんだ」
「へ〜、あんたってこういう庶民的なものも好きなのね」
てっきり豪華弁当を作るつもりだと思っていたなんだか拍子抜けしたような気分だ。
「え?あ、そう!あたいそういうの好きなんだよ。うんうん」
妙に焦る悠理に首を傾げつつ可憐はエプロンを取りに自室に戻った。

可憐がキッチンに戻ると悠理はなんだかにたにたと気味悪く笑っている。
「あんた、気持ち悪いわよ」
「うおぉっ、いつ戻ってきたんだよ!!」
又真っ赤になる悠理。
「あんた、血圧高いんじゃない?一回清四郎に測ってもらえば?」
「だ、だ、だ、大丈夫だよ!!」
何をそんなに焦ることがあるのか、悠理はどもりながら答えるとせわしなくキッチンをうろうろし始めた。
頬がまだ赤い。
(絶対おかしいわ・・・)

「ねぇ、悠理。一応訊いとくけど、あんた料理したことあるの?」
「うん?」
あらぬ方向を見て、またにやけていた悠理は突然話しかけられ聞き返す。
「なんか言った?」
「だ〜か〜ら、あんた料理したことあんのかって訊いてんのよ」
呆れる可憐に悠理は威張ったように言った。
「ある訳ないだろ」
「なに威張ってんのよ」
可憐はは〜っと溜め息をつくと冷蔵庫から卵を取り出した。
「はい」
その卵を手渡された悠理は、不思議そうに可憐を見る。
「なに?」
「なに、じゃないわよ。まず卵焼きから作るわよ。料理の基本だしね。さっきのメモにもあったでしょ。で?どっち作るの?」
「は?」
可憐が何を言いたいのか全くわからない悠理。
「何が?」
「あんたね〜、卵焼きでどっちって聞いたら味のことに決まってるでしょ。甘いのを作るの?それとも甘くないの?」
「あ、あぁそういうことか。なら、はじめっから言えよな」
悠理は文句をたれると天井を見上げブツブツ言いながらなにやら考え込みだした。
「ちょっと、なんでそこで考える必要があるのよ。あんたが食べたいものでしょうが・・」
「え?う、うん。そうだじょ。あたいが食べるんだ、うん、そうそう」
不自然に笑うと顔を逸らしてまたブツブツ言っている。
あれ、あいつのって甘かったっけ?・・いや、違うな、甘くない方・・・だったよな・・
「なに?」
「ううん、なんでもない。そう、甘くないヤツ。甘いのダメなんだよ、確か」
「はぁ?」
「な、なんでもない。それより作り方教えてくれよ!」
悠理は可憐の背中を調理台まで押しやった。
「変な子ねぇ・」
可憐は首を傾げると小さな鍋を取り出した。

「じゃ、とりあえずお出汁からとるわよ」
「出汁?」
「そう、かつおと昆布でお出汁をとるの。お吸い物にも使うんだけど、それを溶いた卵に混ぜて焼くと出し巻き卵の出来あがりって訳」
「へ〜、結構大変なんだなぁ」
「そうよぉ〜、お出汁の出来で味が変わっちゃうんだから」
可憐は手際良く出し汁の材料を並べていく。
悠理は持ってきていたリュックをごそごそ探ってビデオカメラを取り出した。
「ビデオに撮るの?」
「うん、どうせ一回やったぐらいじゃ覚えらんないし。可憐がやってるのをビデオにとって家でもっかい作ろうと思って」
「あんたホントに熱でもあるんじゃない?」
可憐は悠理の額に手を当てた。
「な、なにすんだよ〜」
「だって勉強嫌いのあんたがそこまでするなんてどう考えたっておかしいわよ」
「そ、そんな事ないぞ」
「いいえ、おかしいわ」
「おかしくない!それよりさっさと作れよ」

(絶対なんかあるわね。いきなりお弁当を作りたいだなんて言い出しことといい、あの慌てぶりといい・・・・。大体このメニューだって・・・あらっ?そいうえばこのメニューって、確か・・・・・)
改めてメモを見ていた可憐何か思いついた様に鍋を手にした。
「悠理、やっぱりあんたが作りなさい」
「な、なんで!」
「どっちにしろ見ただけじゃ作れないわよ。ビデオならあんたがやっている所をあたしが写してあげる。ちゃんと教えてあげるから、自分でやんなさい」
「そ、そんなのビデオに撮ったってしゃーねーだろ」
「大丈夫よ、手伝ってあげるし。それに・・」
「それに?」
「ううん、なんでもない。とにかく自分でやって見なさい」
(もしあたしの考えてる通りだったら、このビデオ・・使えるわね!)
可憐は心の中でほくそ笑むと、鍋を手渡した。

「まず最初に、お鍋に水を張って」
ビデオカメラを取り上げられた悠理は仕方なく水道の蛇口を捻った。
「どれぐらい?」
「たっぷりね。少し作るより沢山作ったほうが美味しいのよ」
「へ〜」
可憐はカメラを回しながら、悠理の表情をレンズ越しに見る。
(あの顔って、やっぱりそうよね。まさか、悠理があいつの為に、ここまでするとわね〜)
「なぁ可憐。次どーすんだ」
「えっ、あぁじゃぁそのお鍋を火にかけて、中にその昆布を入れて」
「もう入れんの?こういうのって沸騰してから入れんじゃないの?」
「違うわよ。あんたホントに何にも知らないのね。家庭科の授業で・・・ってあんたがそんなモン真面目にやるわけないわね・・」
はははははとから笑いする悠理に呆れた様に言うと、昆布を手渡した。
「沸騰する前にその昆布出さなきゃいけないからよくお鍋見ててよ」
「わかった」
悠理はじーっとその鍋を見つめている。
可憐はその様子にクスリと笑うと、どうやって白状させようか考えた。
(どうせ、しらを切るに決まってるしね〜。う〜ん、どうしようかしら・・)
「そろそろいいか?」
悠理の言葉に鍋を覗き込む。
「そうね、こんなモンでしょ。じゃぁ次はかつおをたっぷり入れて」
昆布を取り出すと、かつおを渡す。
「たっぷりって?」
「そのお鍋から溢れる寸前ぐらいかしら」
「そんなに?」
「そう、そんなに。ってあんた入れすぎよ!溢れてるじゃない」
慌てて菜ばしで押さえこむ。
「で、火を止めて次に灰汁が出てくるからそれを丁寧に取るのよ」
慌てて火を止める悠理にお玉を渡す。
「逃げちゃって取りづらい。かつおも邪魔だし」
「かつおはすぐに沈むわよ。灰汁もそんなにでないでしょ」
可憐の言う通り、かつおはみるみる内に鍋の底に沈んでいった。
「さぁ、じゃ次はこれをこすわよ。ボウルとキッチンペーパー取って」
「わかった」
悠理はボウルにキッチンペーパーをかぶせた。
「これを少しずつこの中に入れていって」
言われた通りにそうっと流し込んでいく。
「へ〜、綺麗な色してんだなぁ〜」
「でしょう?これを一番出汁っていうのよ。ちなみに二番出汁って言うのはさっき取り出した昆布とこのかつおを使ってもう一度お出汁を取ることを言うの。まぁ出し巻きはこの一番出汁を使うから、もういいんだけどね」
「料理によって違うのか」
ボウルの中の液体を子供の様に目を輝かせてみる悠理。
(あんたも幸せモンよね〜悠理にここまでしてもらっちゃって)
ここにはいない悠理の手作り弁当の相手を思い浮かべた。

「じゃぁ、やっと本題よ。今まではまだ下ごしらえの下ごしらえなんだから」
「そうか〜。これで終わりじゃないんだよな」
本気で忘れていた節のある悠理に呆れると、気を取りなおして卵を渡した。
「はい、これ割って。それぐらいできるでしょ」
「バカにすんな、卵ぐらい割れるよ」
そう言った悠理だったが、やってみると本当にただ割っただけだった。
器には殻が入ってしまっている。
「あんたね〜、もうちょっと丁寧に割りなさいよ。いい?こうやって両方の親指を・・・」
普段は片手でやるのだが悠理にはそれは無理だと判断し、両手で割って見せた。
「はい、もう一回やって見なさい」
「う、うん」
可憐がした様に、両指を添える。
目は真剣そのものだ。
「もうちょっと、肩の力抜きなさい」
「お、オウ」
次はなんとか殻を入れずに割り入れた悠理。
だが卵ひとつ割るだけで、ぐったりしている様だ。
「ちょっと休憩しましょ。慣れないことして疲れたでしょ。どうせお出汁ももう少し冷まさなきゃいけないし」
「うん」

ふーっと息をつく悠理に、さりげなくメモを見ながら話しかける。
「それにしてもさぁ、こうやって見ると清四郎って案外子供っぽいものが好きなのね〜」
「そうなんだよ〜。あいつあんな性格してるけど結構子供っぽいトコ有ってさぁ・・・・って、え?えぇっ!?」
悠理が顔を上げるとそこにはにやけた顔をした可憐が。
「な、なんで・・・?」
「やーっぱり清四郎だったのね!このメニューどっかで見たことあると思ったのよ。あいつのお弁当の中身よ、これって」
「う、嘘、なんでそんな事・・・」
「伊達に自分でお弁当作ってるわけじゃないわよ。自分で料理すると人のお弁当の中身って結構興味が出てくんのよ。それにしてもあんたが清四郎の為に料理をする気になるとわね〜」
「ち、違うぞ!!あたいは別に清四郎の為なんかじゃ!」
真っ赤な顔で否定する悠理。
誰が見てもその顔は肯定を意味していた。
「ね、ね、あんた達付き合ってんの?いつからよぉ〜。なんで言ってくれないのよ、水臭いわね〜」
悠理の否定も完全無視の可憐はお玉をマイク代わりに詰め寄る。
「か、可憐、出汁もう冷めたんじゃないのか?早く作ろうぜ」
「言わなきゃ、もう教えてあげないわよ」
引き攣った笑いを浮かべる悠理に、ニヤリと余裕の笑みを浮かべる。
「可憐〜」
泣きそうな悠理に、さらに意地の悪い笑みを浮かべると携帯を取り出した。
「いいわ、あんたが言わないんなら、直接清四郎に訊くから」
「う、うわー!やめろぉ!!言うから、言うからあいつには何も訊くなー―!!」
悠理は清四郎が何を言い出すかわかったもんじゃないと慌ててその携帯を引っ手繰った。

「で、いつからよ」
「卵焼き作ろうぜ」
「電話するわよ」
「うっ!・・さ、3ヶ月ぐらいだと思う・・・」
「そんなに?上手く隠したわね。まぁ、いいわ。で、どっちから言ったの?」
「も、もういいじゃん。出汁もそろそろ冷めたんじゃないのか?」
可憐は家の電話に近づく。
「わぁー―!わかった!」
「で、どっち?」
半泣き状態の悠理にグイッと顔を近づける。
「どっちって言うか、なんていうか・・・」
「なにもったいぶってんのよ」
「違うんだ、ホントにどっちが言ったってわけじゃないんだ・・。ただなんとなくというか、気付いたらと言うか・・」
恥かしそう、というのとは違う表情で目を伏せる悠理。
「なんとなくって・・なにそれ?まさかあんた達、お互いになにも言わなかったの?」
コクンと肯く悠理。
「なんで?」
呆れた様に目の前の悠理を見る。
「なんでって言われても・・・。あいつも別になにも言わなかったし・・」
「そおいう問題じゃないでしょ。今は?今もなにも言わないの?」
「え?あぁ今は偶に、言ってくれるけど・・」
頬を紅く染め恥かしそうに言う悠理。
こんな悠理をはじめて見る可憐は最初こそ興味本位だったり呆れたりもしたが、なんだかとても嬉しくなった。
思わず悠理を抱きしめる。
「な!なに?」
「あ〜ん、あたしは嬉しいわ〜!!やっとあんたも普通の女の子になったのねー!!」
「なんだよ、それ!」
「あたし心配してたのよ〜、これからあんた、恋愛とか結婚とかちゃんとできるのかしらって。でも清四郎なら安心ね。剣菱のこともあんたのこともちゃんと面倒見てくれるわよ」
「け、結婚なんて、そんな・・」
今にも顔から湯気が出そうな悠理は可憐を引き離した。
「なに言ってんのよ、料理を勉強しようなんて、結婚も考えてんでしょ」
「そ、そんなじゃなくて。ほら、こないだみんなで昼休みに弁当食ってたときにあいつ言ってたろ?出来ないより出来たほうがいいって、だから・・」
「そんな事言ってたっけ?じゃ、なぁに〜、それであいつにお弁当作ってやろうと思ったの〜?あたし、ほんっとに嬉しいわ。あんたがそこまで誰かに惚れるなんて!」
また抱き付く可憐。
「なんなんだよ〜」
「もう、ホントに可愛いことするわね〜!あんた清四郎にベタボレじゃない。よし、こうなったらとことん協力してあげるわ!あんた明日お弁当作ってきなさい。昼休みふたりっきりにしてあげるから!!」
勝手に話を進めていく可憐。
悠理はただ焦るだけだった。
「はぁ?なに言ってんだよ。そんな事すれば、みんなにばれるだろ」
「そこは上手くやってあげるわよ。そうと決まったら、さっさとお弁当作り再開するわよー!!」
「可憐〜!!」

一人盛り上がる可憐に付き合わされた悠理が、へろへろになりながら帰宅したのは夜11時を回っていた。
そんなこんなもあっての翌日、本当に可憐の強引な作戦によりふたりきりでお弁当を食べることになった清四郎と悠理だったのだが・・・・、それはまた、別のお話。
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